このアイテム、約二年前に購入したのですが、あまり使用頻度が高くありません。ですのでおすすめしてもいいものかどうか微妙なんですが、使い方によっては有用かと思いますのでご紹介いたします。

 これはPCと楽器(ギターやベース)の間にシールドとUSBケーブルを使って接続するのですが、以下の様な機能があります。

①ギターやベースの音程を検知、それをMIDI信号(モノフォニック)に変換してPCに送る

②デジタルオーディオインターフェイスとして、アナログ演奏をデジタル波形変換してPCに送る

上記の動画では「MIDI」がMIDI信号変換モード、「Audio」がデジタル変換モードになります。入力するDTMソフトのトラックを「ソフトウェア(MIDI)音源モード」にするか「リアル音源(Audio)モード」にするかで自動的にモードが切り替わります。

①をわかりやすく簡単に言えば、通常のエレキギターやベースをMIDIキーボードのように変えてしまう機能です。同じ様な機能を持つ楽器でMIDIギターというツールがありますが、高価なので簡単には手は出せません。このアイテムは手持ちのギターをシールドにつなげるだけでMIDIギターに変えてしまうことができますが、モノフォニック(単音)しか扱えませんので、MIDIキーボードやMIDIギターのように和音を入力できません。レイテンシー(入力遅延)は若干ありますが気になるほどではありませんし、GarageBandで使用するとリージョンにずらずらとノートのバーが入力される様はなかなか壮観です。当たり前ですが、一度ノートとして保存してしまえば編集・加工・削除・音色変更も自由自在ですので、私のように演奏に自信がない人でも後でデータを加工することにより、それらしい楽曲に仕上げることができます。

②はギターやベースのアナログ演奏をデジタル波形として入力する機能です。当然ながら録音されたデータは波形になるのでMIDIデータのように編集・加工・修正は簡単ではなく、その範囲は限定的です。それに直接波形をいじることになるので、手を加えれば加えるほどデータが劣化していきます。その代わり演奏をそのまま録音できるので、演奏力がある人はこちらのモードの方が便利です。

 私はと言えば、楽器演奏力が低いので①のモードで使用しています。オリジナル曲『Way to Go !』のギターソロはこれで入力し、編集・修正して完成させました。ただ、あまりにもその作業が大変だったので「これならギターでソロのフレーズをギターで決めてから、それをマウスクリックで入力した方が早かったかな」と思ったのも事実です。演奏力不足でミストーンやタイミングのズレが多すぎたんですね。演奏力が高い人だと②のモードで使用すればいいわけですが、それならわざわざ1万円以上も出してこれを買うよりも、単純に数千円で購入できるオーディオインターフェイスを買えば事は済みます。もちろん動画の様に①のモードで使用すれば、楽器はギターなのに音色はシンセだったりサックスだったりオルガンだったりとかなり遊べますが、そのためだけにこの値段を出すのはもったいないです。

 と、いうわけで見出しの様な微妙な言い回しになるのですが、①のモードで使用する場合、Sonuusに確実に音を拾わせるため一音一音を丁寧に弾く必要があります。そういった「気を使った演奏」に窮屈さを感じてしまう(動画からもみて取れます)なら購入しても使いどころはないでしょう。そうではなく、MIDIギターの代替として編集・加工を前提としつつも、手持ちのギターで気軽にMIDI入力をしたいというニーズには適しているでしょう。ただ、それにはある程度演奏や入力に慣れが必要なので、その手間を惜しむなら不要ですね。

 メーカーのホームページはこちら


Sonuus ソナス MIDIコンバーター/オーディオインターフェイス i2M (国内正規品)
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