確かなものに縋りたくて
暗闇に手を差し出した
気付けば振り向く人も無く
足音だけが過ぎてゆく
生きている意味を知りたくて
手に入れた全てで着飾った
気付けば羨む人も無く
部屋の片隅で朽ち果てる
心ノ欠片を握りしめた
鈍い痛みに堪えながら
心ノ欠片は何処にある
盲いたままで探している
自分の価値を計りたくて
誰彼構わず訊ね歩く
気付けば固く閉ざされた
扉の前で立ち竦む
心の在り処を見つけたくて
慰めを求めて彷徨った
気付けば許せる人も無く
泣き咽ぶ声だけが谺する
心ノ欠片にしがみ付いた
孤独な夜に怯えながら
心ノ欠片を抱えたまま
声なき声で叫んでいる
許して欲しいと望むなら
同じ痛みで傷ついて
泥の中で息するような
同じ苦しみ味わってみてよ ねえ…
心ノ欠片を踏み潰した
醜い自分を見るようで
心ノ欠片はもう二度と
元の形には戻らない
©2020 music, lyrics & video by Fuujyo Sawatari
feat. Megurine Luka V4X (Hard)
song made by GarageBand for Mac
video made by iMovie for Mac
video quoted from mixkit, pexels, pixabay & videezy
*創作Note
この曲はもともとピアノの音色で打ち込んだコード進行があり、ファイル名は「ヘヴィなバラード」としていたものに歌詞を書き、その流れでピアノをメインの楽器にして制作していたのですが、どうもしっくりこず長い間保留にしていました。今回、テンポを上げてロックアレンジにしたところ、なんとなくハマってしまい、やっと完成させることができました。
歌詞は「ヘヴィなバラード」というイメージからジャニス・ジョップリンの「Piece Of My Heart(心のかけら)」を仮タイトルにして書いていたのですが、いざ書きあがってみると・・・まるで中島みゆきですね(笑)。 こういう「重い歌詞」は細心の注意を払わないと、あざとさやわざとらしさ、押し付けがましさが出てしまうので苦労するのですが、私の本分はこちらにあるので(楽しく明るい歌詞も嫌いじゃないんですが)、今後も「重い歌詞=本気」「明るい歌詞=お遊び」だと思っていただければ、まあ間違いじゃないです。
全て打ち込みで作る以上、「ロック」と言ってもそろそろGarageBandで作れる限界に近い気がします。もちろんもっとリアルな別売りのギター音源を使えば生音に近くなるでしょうし、自分のギター演奏を録音するという手も(テイクをいっぱい録って波形編集しまくらなければならないでしょうけど)残されています。でも、私の楽曲創作エネルギーの多くは「歌詞」であるし、ドラムやベースはお気に入りのセッティングが見つかりつつあるので、とりあえずはこのままGarageBandのみで作り込めるところまで頑張ってみたいと思っています。
それと今回、初めてMV(ミュージックビデオ)に挑戦してみました。Macにバンドルされている映像編集ソフト「iMovie」を使い、無料動画素材をかき集めて作りました。つまり「全部タダ」で、かかったものといえば「手間」だけです(笑)。あとYouTubeのいわゆる「ラウドネスノーマライゼーション規制」にひっかかって思い切り音量下げられちゃっていますが、これにらついては後で記事にまとめたいと思います。